クマに襲われけが去年過去最多 県が野生動物対策で職員募集

去年クマに襲われるなどしてけがをした人の数が、過去最多となったことなどを受け、秋田県は、野生動物の被害対策に従事する職員の募集を新たに始めました。

県内では去年、クマに襲われるなどしてけがをした人の数がこれまでの過去最多を大幅に更新しました。

こうした状況を受け、秋田県は新たに野生動物による被害対策に従事する職員の採用を行うことを決めました。

具体的には、野生動物の個体数を管理したり人の生活圏内などへの侵入防止の対策をしたりする職員を2人募集します。

受験資格は、昭和59年4月2日以降に生まれ、大学や専修学校の専門課程で、野生動物管理に関する科目の単位を取得していることが条件です。

応募の受け付けは今月25日までで、採用されればことし4月から勤務にあたる予定だということです。

県は「クマに限らず、今後、シカやイノシシなど野生動物による被害が増加することが予測されるので専門の知識を持った職員を採用し対応していきたい」としています。