秋田市の女性 株投資など名目に約2700万円だまし取られる

秋田市の70代の女性がSNSで知り合った人物に株の投資費用や保証金などを名目に現金およそ2700万円をだまし取られ、警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、秋田市の70代の女性は、ことし9月上旬からSNSで知り合った人物と投資に関するやりとりをしていたということです。

女性はSNSのグループに勧誘されて株の投資で利益を得られるなどと言われ、26日までに株の投資費用や保証金などを名目に、複数回にわたり、指定された口座に、あわせて現金およそ2700万円を振り込んだということです。

女性が利益などを払うよう求めてもさらにお金を振り込むよう要求されていたことを不審に思い、別の投資先の機関に相談したところ、だまし取られたことに気がついたということで、警察が詐欺事件として捜査しています。

県内で先月末までに届け出のあった特殊詐欺の被害は69件で、被害総額は2億9700万円余りと、去年の同じ時期に比べて2.8倍に増えています。

警察は、投資費用や保証金などを名目に現金を要求するのは詐欺の手口だとして、こうした勧誘があった場合はすぐに警察に通報するよう呼びかけています。