ヤマノイモをつなぎに使う年越しそばづくり 大館市 中山地区

ことしも残すところあとわずかとなり、大館市では特産の「ヤマノイモ」をつなぎに使った年越しそばづくりに追われています。

大館市の中山地区では明治時代からそばづくりが盛んに行われていて、地元では「中山そば」という名称で親しまれています。

「中山そば」を広める活動をしている石垣一子さんの自宅では、24日から年越しそばを打つ作業が始まっています。

自宅の作業場では石垣さんら、そばづくりの仲間4人がことしとれたそば粉で生地をこね上げ、薄くのばしていきました。

そして包丁の音を響かせながら手際よくそばを切っていました。

「中山そば」は特産の「ヤマノイモ」をつなぎに使い、のどごしが良いのが特徴です。

石垣さんは「1年が早く過ぎてもう年越しかという気分です。コロナも落ち着いたので家族みんなで中山そばを食べてよい年を迎えてほしいと思います」と話していました。

石垣さんは大みそかまでそば打ちを続け、およそ3万食を地元のスーパーなどに卸す予定だということです。