県がクマ出没や人身被害の情報を通知するメールシステム導入へ

ことしクマに襲われるなどしてけがをした人の数が、過去最多となったことなどを受け、秋田県は来年6月をめどにクマの出没や人身被害の情報を登録者に通知するメールシステムを導入することにしています。

県内では、ことしクマに襲われるなどしてけがをした人の数が70人となり、これまでの過去最多を大幅に更新しました。

こうした状況を受け、被害数の削減が急務となっていることから、県は来年6月をめどにクマの出没や人身被害の情報を登録者にメールで通知するシステムを導入することにしています。

メールシステムに登録すると、出没情報は1日2回程度、人身被害の情報は情報が入りしだい、すぐにメールで通知されるということです。

また県は、現在、クマの情報があった日時や場所をインターネット上の地図に落とし込むかたちでホームページに掲載していますが、このシステムも改修していくということです。

県自然保護課は「クマが活発に動き出す時期までに早く導入できるよう準備を進めたい」としています。