秋田市の映像制作会社がリモートワークや宿泊もできる複合施設

秋田市の映像制作会社が、リモートワークなどに利用できるスペースや宿泊の機能、カフェなどを備えた複合施設を市内に整備し、来年の春にオープンすることになりました。

複合施設を整備するのは、国際教養大学の卒業生が設立した秋田市の映像制作会社「アウトクロップ」で、県庁で会見を開き、施設の概要を説明しました。

それによりますと、施設は、秋田市保戸野の賃貸マンションだった4階建ての建物を改装し、リモートワークが可能なスペースや撮影スタジオ、それに最大40人が宿泊できる機能を備えるということです。

インターネット環境があれば、どこでも仕事ができる、いわゆる「リモートワーカー」や都市部に住むクリエイター、バックパッカーと呼ばれる海外からの個人旅行者など、さまざまな業種や世代を超えた人たちが交流できる場所を目指すとしています。

また、地元の人も利用できるカフェを備えているほか、施設を活用して移住に向けて県外の人に秋田での暮らしを体験してもらったり、起業を目指す県内の大学生などの支援も行ったりしていく予定だということです。

映像制作会社の栗原エミル社長は「さまざまな人たちが交流の場として利用してもらい、秋田の課題を解決につながるいい流れを生み出していきたい」と話していました。

この複合施設は来年4月にオープンする予定です。