野生のイノシシ2頭が豚熱に感染 養豚場に消毒の徹底呼びかけ

北秋田市で捕獲された野生のイノシシ2頭がブタの伝染病CSF=豚熱に感染していることが確認されました。
県内で豚熱が確認されたのは、ことし1月以来で、県は養豚場に対して消毒を徹底するよう呼びかけています。

県によりますと、北秋田市の山林で今月11日と13日に猟師が捕獲したイノシシ、それぞれ1頭を遺伝子検査したところ、20日、豚熱に感染していることが確認されました。

野生のイノシシから豚熱が確認されたのは、ことし1月以来で、感染が確認されたイノシシは、今回の2例を含めて、これで9例になるということです。

豚熱は、伝染力の強いブタやイノシシの病気で、人には感染せず、仮に食べても人体に影響はないほか、県内で飼育されているブタは、すべてワクチンを接種しているということです。

県畜産振興課は、「養豚場に出入りする人や車の消毒や、野生動物が入ってこないように衛生管理を徹底してほしい」と呼びかけています。