稲庭うどん「現代の名工」佐藤養助さん亡くなる

秋田県特産の稲庭うどんを製造・販売する会社の七代目で、業界の発展に貢献し「現代の名工」にも選ばれた佐藤養助さんが19日亡くなりました。
79歳でした。

佐藤養助さんは江戸時代から続く稲庭うどんを製造・販売する「佐藤養助商店」の七代目で、うどんの材料となる小麦粉の研究を重ね、気候に左右されず稲庭うどんを年中製造できる技術を確立しました。

そして、技術の普及にも努め、平成16年にもの作りで特に優れた技能を持ついわゆる「現代の名工」にも選ばれました。

佐藤さんは20年ほど前に会社の社長を退いたあとも、秋田県稲庭うどん協同組合の理事長などを務めるなど、稲庭うどんの発展に尽力してきたということです。

秋田県稲庭うどん協同組合によりますと佐藤さんは体調を崩して治療を受けていましたが、19日入院先の病院で亡くなったということです。

79歳でした。