稲庭うどん 「GI=地理的表示保護制度」登録へ協議会

秋田県特産の稲庭うどんを国の地域ブランドの保護制度、「GI=地理的表示保護制度」に登録しようと、湯沢市で20日、県内の稲庭うどんの製造販売業者による協議会の初会合が開かれました。

20日は県内の稲庭うどんの製造販売業者、35社が出席し、協議会の設立総会が開かれました。

協議会が登録を目指している「GI=地理的表示保護制度」はその地域ならではの、気候風土や伝統のなかで長年育まれてきた特産品を国が「地域の知的財産」として保護する制度で、品質など一定の基準を満たしたものが登録されます。

これを受けて協議会ではGI登録の際の稲庭うどんの定義について、手延べ製法で、原材料は小麦粉と食塩、打ち粉として使われるでんぷんの3種類のみとし、県内で製造されたものにするなどとしていて、来月国に申請することにしています。

秋田県内ではこれまでに、「大館とんぶり」や「いぶりがっこ」など5品目がGIに登録されていて、登録されれば国内の販売促進や、海外輸出の後押しになると期待されています。

協議会に参加した業者は「本物の稲庭うどんを消費者に届けるためにも必要な制度で期待している」と話していました。