阿仁熊牧場「くまくま園」入園者数がリニューアル後で最少

北秋田市が運営する阿仁熊牧場「くまくま園」の今年度の入園者数はおよそ1万1000人と、平成26年に施設がリニューアルして以降、最も少なくなりました。

北秋田市によりますと、今年度の「くまくま園」の入園者数は、通常営業が行われた4月29日から先月5日までで1万1001人でした。

これは、県内の施設のヒグマを引き受けてリニューアルオープンした平成26年以降で最も少なくなっています。

月別で見ますと、大型連休の期間を含む4月が去年より404人少ない311人、5月が1709人少ない2826人で、これは例年2頭ほどが生まれ人気を集める子グマがことしはゼロだったためと見ています。

また、7月が347人少ない1029人、9月が624人少ない1217人で、それぞれ大雨や相次ぐクマの出没が影響したとみられています。

北秋田市は「来年はリニューアルから10周年の節目となるので、人とクマとの共生を考えるきっかけの場として入園者を増やしていきたい」としています。