農業学ぶ高校生に農業経営の魅力紹介 大仙市で講演会

農業を学ぶ高校生に農業経営の魅力を知ってもらおうと、ご当地野菜の普及に取り組む団体の代表が大仙市で講演し、野菜の価値を消費者に伝える際の工夫などを紹介しました。

この講演会は地域産業の担い手を確保しようと県が開き、大仙市の大曲農業高等学校には農業を学ぶ1年生と2年生のおよそ300人が参加しました。

講師には、ご当地野菜の普及に取り組む団体の代表理事が招かれ、全国各地で生産されている珍しい野菜を消費者にどのように紹介しているのか事例を交えて説明しました。

このうち「かぼっコリー」という野菜は生のまま種まで食べられるかぼちゃで、インターネットで野菜にかぶりつく動画を投稿したところ、話題を呼んで販売先が広がったことを紹介しました。

また1月7日に、「七草がゆ」として食べられる七草をスープやパスタの具材として紹介し「自分たちが作っている野菜の特徴が何なのかをもう一度よく考え、広告や宣伝に積極的に取り組むことがますます重要になっている」と述べました。

食品加工を学んでいる1年生の男子生徒は「自分らしさを出す上で、方言を生かすのも大事なポイントだと話していたのが印象的でした。どういう商品ができるのか、考えていきたい」と話していました。