体操の南一輝選手 秋田臨港警察署で1日署長 交通安全出発式

11日から年末の交通安全運動が始まり、秋田臨港警察署の出発式では1日署長に任命された体操の南一輝選手がパトカーの出動を見送りました。

年末の交通安全運動は路面の凍結や朝晩の暗い時間帯の事故に警戒を呼びかけるため、毎年この時期に行われています。

初日の11日、秋田臨港警察署では出発式が行われ、ことし10月の体操の世界選手権で団体の金メダルを獲得した南一輝選手が1日署長に任命されました。

秋田市に本社を置くスポーツクラブに所属する南選手は、「交通事故に遭わない安心安全なまちを目指して活動してください」と激励し、パトカーなど8台の出動を見送りました。

式を終えた南選手は「冬は暗くなるのが早いので、早めのライト点灯をお願いします。事故の少ない秋田県になってほしいと思います」と話していました。

県警察本部によりますと、県内ではことし、10日までに交通事故が1074件発生し、30人が亡くなっています。

秋田臨港警察署の鈴木英行生活安全課長は「スリップにつながる急なハンドル操作や急ブレーキを行わないなど、冬に起こりやすい事故に気をつけてほしい」と話していました。

年末の交通安全運動は今月20日まで行われ、警察による取り締まりも強化されます。