ブランド豚「八幡平ポーク」の協同組合創立 商標の出願目指す

鹿角市のブランド豚「八幡平ポーク」の生産者などで作る協同組合が4日創立され、ブランド力の強化に向けて地域団体商標の出願を目指すことになりました。

「八幡平ポーク」は、鹿角市で肥育されているブランド豚で、今年度の食肉産業展のコンテストでは全国最優秀賞を受賞しました。

4日は、協同組合の創立総会が開かれ、「八幡平ポーク」を生産する鹿角市の養豚業者と秋田市の加工販売会社の4つの事業者の代表らが出席し、来年の事業計画を決めました。

計画では、展示会への出展やSNSなどを通じて商品の魅力を県の内外へ発信することにしています。

一方で、数年前から流通経路が不明で正規のものではないとみられる商品が出回っていることから、ブランド力の強化や保護に向けて調査・研究を行い、来年のうちに「八幡平ポーク」として地域団体商標の出願を目指すことにしています。

八幡平ポーク協同組合の阿部正樹理事長は「豚肉で地域団体商標の登録は全国でもないとのことなので、登録できた際には話題性も含めてPRしていきたい」と話していました。