東北電力 12月の電気料金 前月比70円値下がり

東北電力は12月分の電気料金を発表し、燃料価格が低下したことから、多くの家庭が利用する主要プランで前の月より70円値下がりします。

東北電力によりますと、12月に請求される家庭向け電気料金は、およそ8割が契約する「規制料金」というプランの平均的な家庭で前の月より70円値下がりして7480円となります。

政府による電気料金の補助は1キロワットアワーあたり3.5円と前の月と同じ額でしたが、火力発電に使う石炭の価格が下がったため、わずかに値下がりしたということです。

この電気料金の水準は、ロシアによるウクライナ侵攻で燃料価格が高騰する前の、去年2月を下回る水準が続いているということです。

東北電力は「燃料価格の下落で電気料金も下がる傾向にあるが、LNG=液化天然ガスの価格は下げ止まっていて、為替相場や中東情勢も不透明なため、電気料金の今後を見通すことは難しい」としています。