自殺対策に取り組むNPO「蜘蛛の糸」に保健文化賞

地域の健康や福祉などに貢献した団体や個人を表彰する「保健文化賞」に、秋田県で20年以上、自殺対策に取り組むNPO「蜘蛛の糸」が選ばれました。

大手生命保険会社が主催する「保健文化賞」は地域が抱える課題に取り組み健康や福祉に貢献した団体や個人に贈られるもので、75回目のことしは全国の10の団体と個人3人の受賞が決まりました。

このうち、秋田県からは自殺防止に取り組むNPO「蜘蛛の糸」が選ばれました。

「蜘蛛の糸」は、20年以上前から悩みを抱えた人たちからの相談を対面や電話などで受け付けているほか、民間団体が自治体や大学などと連携する「秋田モデル」とも呼ばれる自殺対策を主導してきました。

県などによりますと、こうした活動が自殺予防をはじめとした心の健康づくりに貢献していることが評価されたということです。

「蜘蛛の糸」の佐藤久男理事長は「自殺者を少しでもゼロに近づけられるようこれからも取り組んでいきたい」と話していました。

「蜘蛛の糸」への相談は電話は018−853−9759で平日の午前10時から午後5時まで受け付けています。

LINEでは火曜日から土曜日の午後4時から9時まで受け付けています。