高校駅伝県予選 男子は秋田工業 女子は大曲優勝 全国大会へ

ことし12月に京都市で開催される全国高校駅伝の県予選が秋田市で行われ、男子は秋田工業、女子は大曲がそれぞれ優勝し、全国大会の出場を決めました。

県予選は4年ぶりに秋田市内をまわるコースで行われ、このうち、42.195キロを7人でつなぐ男子はオープン参加を除く17チームが参加しました。

秋田工業が1区からトップを譲らず、2位とおよそ7分30秒差の2時間11分28秒のタイムで優勝し、11年連続29回目の全国大会出場を決めました。

1区を走った秋田工業のキャプテン、細谷流音選手は「先輩たちの伝統をつなぎ、全国大会の切符を勝ち取ることができてよかった」と話していました。

秋田工業の高橋正仁監督は「生徒ひとりひとりが最後まで走りきってくれて良いレースができた。全国で入賞するという目標を掲げているので、そこに向けて強化に励んでいきたい」と話していました。

一方、21キロあまりを5人でつなぐ女子はオープン参加を除く12チームが出場しました。

序盤は横手清陵学院がトップでしたが、大曲が3区で逆転し、そのまま逃げ切り、1時間15分14秒で優勝し、3年連続9回目の全国大会出場を決めました。

アンカーを務めた大曲のキャプテン、鈴木来都選手は「ゴールした瞬間は、ここまで支えてくれた人の顔が浮かんだ。去年は全国大会で良い結果が残せなかったので、今年は勝負できるようなスピードやスタミナをしっかりつけてのぞみたい」と話していました。

大曲の小澤裕子監督は「苦しいレース展開になったが、チーム全体でゴールを目指してなんとか勝ち抜くことができた。これからタイムを最低でも1分短縮して全国大会でひとつでも上の順位にいけるよう頑張りたい」と話していました。

全国高校駅伝は12月24日に京都市で開催されます。