29日JR秋田駅で「あしなが学生募金」の街頭呼びかけ

病気や災害などで親を亡くした子どもたちへの奨学金を募る「あしなが学生募金」の街頭での呼びかけが29日、JR秋田駅で行われます。

「あしなが学生募金」は、新型コロナウイルスの影響で街頭での呼びかけをしばらく休止していましたが、去年、街頭での呼びかけを再開しました。

ことしの秋も、今月21日から全国各地の街頭で呼びかけが行われていて、県内でも29日、JR秋田駅の「ぽぽろーど」で正午から午後5時まで行われます。

奨学金を運用する「あしなが育英会」によりますと、今年度の高校の奨学金の申請者は全国で2629人で、昨年度より695人増え、過去最多となっていて、物価高の影響や一部貸与だった奨学金が全額給付に変更となったことが申請の増加につながったとみられています。

一方、奨学金の資金が不足し、申請者の半数あまりとなる1461人に奨学金の給付ができず、県内でも9人からの申請に対し、7人に給付ができなかったということです。

「あしなが育英会」は「昨今の急激な物価高で遺児家庭の窮状はますます深まっています。遺児たちの進学の危機を救うため、協力をお願いします」としています。

募金は、29日の街頭での呼びかけのほか、クレジットカードや郵便振替でも受け付けていて詳しくは「あしなが育英会」のホームページで紹介しています。