秋田の女性 うその投資話で1億2000万円をだまし取られる

秋田市の50代女性がFXなどのうその投資話を持ちかけられ、およそ1億2000万円をだまし取られていたことが分かりました。
県内では先週、特殊詐欺の被害額としては過去最悪となるおよそ1億3600万円の被害が明らかになったばかりです。

警察によりますと、秋田市に住む50代の女性はことし7月下旬から8月上旬にかけて、SNSで見つけた投資関連の広告を通じて知り合った相手とメッセージをやり取りするようになったということです。

その後、女性は「FX投資や原油・金の取り引きの投資で利益を得られる」などとうその投資話を持ちかけられ、今月上旬までに複数回にわたり、指定された口座に合わせておよそ1億2000万円を振り込んだということです。

しかし、配当金の支払いなどがなく、不審に思った女性が今月上旬に警察に相談に訪れたことで被害が分かったということです。

女性は複数の相手から現金をだまし取られたとみられ、警察は詐欺事件として捜査しています。

県内では先週、特殊詐欺の被害額としては過去最悪となるおよそ1億3600万円の被害が明らかになったばかりで、今回の被害はこれまでで3番目に多いということです。

警察は広告サイトからSNSに誘導するなどして投資名目に現金を要求するのは詐欺の手口だとして、すぐに警察に通報するよう呼びかけています。