五城目町でクマに襲われけが クマによるけが53人 最多更新

23日、秋田県五城目町の畑で作業をしていた男性がクマに襲われ、顔や右腕にけがをしました。
秋田県内でことしクマに襲われるなどしてけがをした人はこれで53人になり、過去最多を更新しています。

警察によりますと23日午前11時ごろ、秋田県五城目町高崎の畑で作業をしていた60代の男性がクマに襲われ、顔や右腕にけがをしました。

警察や消防によりますと、男性は自分で車を運転して近くの消防署に行き、救急車で病院に搬送されたということで、意識はあり、会話もできる状態だということです。

現場は五城目町役場から東へ2キロ余り離れた田畑が広がる地域で、男性は「畑での作業中に後ろからクマに襲われた」と話しているということです。

警察は現場付近でパトロールを行うとともに付近の住民へ注意を呼びかけています。

秋田県警察本部によりますと、秋田県内でことしクマに襲われるなどしてけがをした人はこれで53人になり、過去最多を更新しています。

県と警察は「ことしは特に『いつでも・どこでも・誰でも』クマに遭遇するリスクがある」として、やぶなどの見通しの悪い場所には近づかず、鈴やラジオなどで音を出して人の存在をアピールするよう警戒を呼びかけています。