うその投資話で約1億3600万円被害 県内で過去最悪に

秋田市の60代の女性がSNSで知り合ったグループから「お金を入れておくだけで儲かる」などとうその投資話をもちかけられ、およそ1億3600万円をだまし取られていたことがわかりました。
秋田県内で発生した特殊詐欺の被害額としては過去最悪だということで警察は捜査を進めるとともに、広告サイトからSNSに誘導して投資名目に現金をだまし取るのは詐欺の手口だとして通報するよう呼びかけています。

警察によりますと、秋田市に住む60代の女性はことし7月上旬にSNSでFX投資に関する広告を見つけてクリックし、SNSのグループに入るよう勧誘されました。

その後、グループの代表を名乗る人物から「お金を入れておくだけで儲かる」などとうその投資話を持ちかけられ、今月中旬までの間に、複数回にわたり、指定された口座に現金を振り込みおよそ1億3600万円をだまし取られました。

女性は、さらに現金を振り込むために金融機関で融資を受けようと、16日金融機関を訪れたところ不審に思った金融機関の担当者から警察に届け出があり被害が発覚しました。

県警察本部によりますと、秋田県内で発生した特殊詐欺の被害額としては過去最悪だということです。

警察は詐欺事件として捜査するとともに、広告サイトからSNSに誘導したりして投資名目に現金をだまし取るのは詐欺の手口だとしてすぐに警察に通報するよう呼びかけています。