秋田 JR奥羽本線 新大館駅舎が完成 29日に使用開始

前の駅舎の老朽化に伴い建て替えが進められていたJR奥羽本線の大館駅の新しい駅舎が完成し、今月29日に使用が始まることになりました。

JR東日本秋田支社によりますと、大館駅は明治32年11月に開業し、昭和30年12月、初代駅舎が火事で焼失したことに伴い、2代目の駅舎となりました。

しかし、建築から70年近くたち、老朽化が著しくなったことから3代目の駅舎に建て替えられました。

新しい駅舎は、▽大館市が天然秋田杉の産地や、伝統工芸品の「大館曲げわっぱ」で知られることから、木目調の軒をイメージしたデザインとなっています。

また、▽外壁をレンガ調とし、近くにある市の観光交流施設「秋田犬の里」と一体感を出しているのが特徴です。

新しい駅舎は、始発列車にあわせて今月29日午前5時40分から使用を始め、午前9時45分からは記念式典を開いて完成を祝うことにしています。

JR秋田支社は「より快適で便利になった大館駅をぜひ利用してほしい」と話しています。