海外協力隊候補生 アフリカ派遣前に五城目町のまちづくり学ぶ

来年、アフリカに派遣されるJICA海外協力隊の候補生2人が、途上国の支援に生かすため、五城目町でまちづくりを学ぶことになり、13日、町役場を訪れました。

五城目町役場を訪れたのは、奈良県出身の東谷拓馬さん(29)と神奈川県出身の平石守さん(25)の2人です。

2人はいずれもJICA=国際協力機構の海外協力隊として、来年4月、アフリカのルワンダやボツワナに派遣される予定です。

それを前に、五城目町でおよそ2か月間、地域の活性化やまちづくりを学ぶこととなり、13日、渡邉彦兵衛町長と面会しました。

この中で、渡邉町長は「研修先に選んでくれて、ありがとうございます。最初は秋田弁に慣れないかもしれませんが、派遣先に生かせるものを見つけてほしい」と述べ、期待を示しました。

2人は今後、町内で活躍する企業や団体を訪ねたり地域の祭りを見たりして、途上国支援に生かせる取り組みやアフリカと町との連携について検討するということです。

東谷さんは「アフリカに派遣されたあともずっと五城目町とつながっていけるように、これから地元の人たちと交流していきたい」と話していました。

平石さんは「町の名物の朝市で見られるような、住民どうしの強いつながりを派遣先の国でも再現できるようにしたい」と話していました。