秋田市 生活保護受けている人の障害者加算で38件の誤り

秋田市は3日、生活保護を受けている精神障害がある人に対して上乗せして支給される「障害者加算」の認定で、38件の誤りが見つかったことを明らかにしました。

秋田市によりますと、誤りが見つかったのは、生活保護を受けている精神障害がある人に対して、生活保護費に上乗せして支給される「障害者加算」で、これまでに38件、確認されているということです。

具体的には、障害年金の等級をもとに加算額を算出すべきところを、誤って県が発行する障害者手帳の等級などを元に算出していたほか、障害年金が申請されているかどうか確認が不十分だったケースなどがあり、秋田市はいずれも職員の認識に誤りがあったと説明しています。

ことし5月中旬に国から障害者加算の認定について確認するよう指摘され、誤りが見つかったということで、秋田市は誤って支給された金額の確認などを進めているということです。

秋田市の穂積市長は「認定誤りのあった世帯の方々に深くおわびします。今後、国や県と協議し、当該世帯に寄り添った対応をしていきます。また、担当職員に対して制度理解を徹底するとともに、チェック体制の強化を図るなど再発防止に努めてまいります」とコメントしています。