とんぶり応援大使のふかわりょうさん 小学生と収穫作業 大館

ぷちぷちとした食感が特徴で「畑のキャビア」と呼ばれる大館市特産の伝統野菜「とんぶり」の応援大使に任命されているタレントのふかわりょうさんが29日、地元の小学生と一緒に収穫作業を手伝いました。
一方、ことしは猛暑の影響でとんぶりの実が枯れるなど、出荷量は例年の半分ほどに落ち込む見込みだということです。

「とんぶり」は直径1ミリほどのホウキギの実の部分で、江戸時代から続くとされる大館市の伝統野菜です。

29日は「とんぶり」のぷちぷちとした食感に魅了され、地元のJAから「とんぶり応援大使」に任命されているふかわさんや、地元の小学生44人が比内地区の畑を訪れ、収穫作業を手伝いました。

ふかわさんは、児童が運んできたホウキギを脱穀機に入れて「とんぶり」を取り外したり、子どもたちと一緒にコンバインに乗って交流を楽しんだりしていました。

農家によりますと、ことしは猛暑の影響でとんぶりの実が枯れたり、害虫が大量発生したことで実が食われたりしたため、出荷量は例年の半分ほどに落ち込む見込みだということです。

さらに大館市のとんぶり農家は、高齢化などで今では5軒まで減り、担い手不足も大きな課題となっています。

ふかわさんは「農家の方は猛暑など気候に振り回されて大変だと思いますが、とんぶりが素晴らしい食材だということをたくさんの人に知ってもらえるよう、微力ながら力になりたいです」と話していました。