「半農半X」 受け入れる事業者を対象にした説明会 八峰町

農業を行いながらほかの仕事にも携わる「半農半X」の取り組みを広げ、農業の担い手の確保につなげようと、秋田県八峰町で受け入れる事業者を対象にした説明会が開かれました。

「半農半X」は農業を行いながらほかの仕事や趣味を楽しむ新しいライフスタイルで、八峰町ではおととしから都市部の人を受け入れ、本業をテレワークで行ってもらいつつ、農業を体験してもらっています。

町役場で開かれた説明会には3つの事業者が参加し、町の担当者がことしは来月から1人あたり2週間、最大30人を受け入れることや、参加者が農業を継続しやすい環境を整えるため、東京のマーケティング会社と連携していることを説明しました。

また、マーケティング会社の担当者は、自然に囲まれながら農業を体験できることや、人との出会いなどの魅力をアピールしたところ、すでに定員を上回る人から申し込みがあったと説明しました。

説明会に参加した男性は「県外から来た人と交流しながら作業に協力してもらい、町の活性化にもつながればいいと思う」と話していました。

八峰町農林振興課の門脇朝哉さんは「人材確保としてはまだ足りないので、マーケティング会社の力も借りて取り組んでいきたい」と話していました。