コロナ感染 1医療機関平均30.61人 初の30人超え

県内の新型コロナウイルスの感染者数は、9月3日までの1週間に定点把握された1医療機関あたりの平均が前の週の1.1倍となる30.61人と、感染症法上の5類移行後で初めて30人を超えました。

秋田県は、新型コロナウイルスの感染者数について、県内51の医療機関からの報告をもとに毎週木曜日に発表しています。

9月3日までの1週間に報告された感染者数は1561人で、前の週より171人増えました。

1医療機関あたりの平均は30.61人と、感染症法上の5類移行後で初めて30人を超え、前の週より3.88人増えました。

保健所別では、いずれも1医療機関あたりの平均で、大仙保健所管内が14.14人増えて49.14人、北秋田保健所管内が7.66人増えて42.33人、湯沢保健所管内が9.5人増えて36.25人、大館保健所管内が11.17人増えて34.17人、秋田市が1.37人減って33.9人、能代保健所管内が4.75人減って20人、由利本荘保健所管内が2人増えて20人、秋田中央保健所管内が0.67人減って19.83人、横手保健所管内が0.8人増えて16.4人となっています。

また、10人以上、または利用者の半数以上の「集団発生」が、教育・保育施設で15か所、高齢者施設で11か所、社会福祉施設で7か所、医療機関で4か所のあわせて37か所から報告されています。

県感染症特別対策室は「検査キットで陽性となったものの、症状が軽く自宅療養している人に対して、学校や事業所が受診や検査で診断を確定するよう指示することは医療のひっ迫につながる。医療機関に検査や治癒証明を求めないでほしい」と協力を呼びかけています。