原油価格高騰 クリーニング業界団体 秋田県庁訪れ支援を要望

原油価格の高騰でクリーニング店の経営が厳しさを増していることから、業界団体の代表らが1日県庁を訪れ、佐竹知事に支援を求めました。

県庁を訪れたのは、県内81のクリーニング店で作る秋田県クリーニング生活衛生同業組合の福岡克正理事長ら4人で、佐竹知事に要望書を手渡しました。

要望書では、エネルギーや物価の高騰は、中小企業や零細企業が大半を占めるクリーニング業に致命的な影響を及ぼしているとしています。
その上で、国の交付金を活用して支援するよう求めています。

これに対し、佐竹知事は「いろいろな面で大変な事情なのは十分、わかっているが、どこの業界も厳しく、クリーニング業界だけというわけにはいかない」と答えていました。

組合によりますとクリーニング店は、原油高の影響を受けやすく、全体のコストは去年の同じ時期に比べておよそ25%増えているということです。

福岡理事長は「まずは知事に業界の窮状を知ってもらうことができたと思う。今後は組合員の意見を聞いて、対応を考えていきたい」と話していました。