原油価格高騰で燃料費↑クリーニング店“値上げ避けられない”

原油価格の高騰が続くなか、秋田市のクリーニング店では、燃料費などの上昇で、一部の衣類について来月以降の値上げは避けられないとしています。

秋田市のクリーニング店ではアイロンやプレス機の蒸気を作るボイラーの燃料として灯油を年におよそ2万5000リットル使っていますが、灯油の価格はこの3か月でおよそ15%値上がりしたということです。

さらに、石油から作られる洗剤やプラスチック製のハンガーなどの仕入れ価格も上がっているため、全体のコストは去年の同じ時期と比べておよそ25%増えているということです。

この店では5年以上値上げをせずに営業を続けていますが、ドレスや着物など仕上げにコストのかかる衣類については、来月以降の値上げは避けられないとしています。

クリーニング店の福岡克正さんは、「値上げをして客が減り、売り上げも減ってしまうことが怖いです。衣類をボイラーで乾燥させる時間を短くするなどして、コストをできるだけ抑えるようにしています」と話していました。