大雨で水田に被害 能代市・三種町を農林水産政務官が視察

先月の記録的な大雨で水田などに大きな被害がでた能代市と三種町を藤木眞也農林水産政務官が訪れ、県などと連携を取りながら、来年の農作業に間に合うよう災害復旧に取り組んでいく考えを示しました。

藤木政務官はまず、川の氾濫などで合わせて25ヘクタールの水田などが被害を受けた能代市の常盤地区を視察しました。

藤木政務官は、市の担当者から被害を受けた水田の7割近いおよそ17ヘクタールで土砂が水田に流れ込んでいることなど、被害の状況について説明を受けていました。

また三種町では、河川から水田に水を送る揚水機場が浸水した現場を訪れ、およそ200ヘクタールの水田で水が供給できない状態となり、今は臨時のポンプなどで対応していることを確認していました。

このあと開かれた意見交換では、地元の自治体と農協が▽農地や農業施設の災害復旧事業への支援や、▽農業者が意欲を失わないように農業が再開できる支援などを求める要望書を藤木政務官に手渡しました。

視察した藤木政務官は「県や市、町と連携をとりながら農家の皆さんに負担がないように、また来年の農作業に間に合うよう復旧事業に臨んでいきたい」と述べました。