秋田県 ガソリン価格180.3円 15年ぶり180円超

今週の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり180.3円と15年ぶりに180円を超え、過去2番目に高くなりました。

国の委託を受けて、ガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月21日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、先週より1.2円値上がりし、1リットルあたり180.3円となりました。

値上がりは9週連続で、データが残る2004年以降では2008年8月の181円に次ぐ過去2番目の高値です。

これは、ガソリンなどの燃料価格の負担軽減策として石油元売り会社に支給している補助金の額が段階的に引き下げられていることがあります。

また、主要な産油国のサウジアラビアが、原油の自主的な追加減産を延長すると発表し、価格が高止まりしていること、そして円安に伴う輸入価格が上昇していることが要因です。

今後の見通しについて石油情報センターは、「中国経済の減速に対する懸念から原油価格の先行きに慎重な見方も出ているが、円安傾向で原油の輸入価格は高い状況が続くため、来週も値上がりが予想される」と話しています。