秋田の大雨災害で車が被害を受けた人へ 車の寄付を呼びかけ

先月の記録的な大雨で大きな被害が出た秋田県を支援しようと、災害で車が被害を受けた人に車を無償で貸し出している団体が山形県庁で会見を開き、免許の返納や買い替えを検討している人などに車の寄付を呼びかけました。

先月の記録的な大雨で、秋田市を中心に車が水につかる被害が相次ぎました。

これを受けて、災害で車が被害を受けた人に寄付された車を無償で貸し出している「日本カーシェアリング協会」が22日、山形県庁で会見を開き、車の寄付を呼びかけました。

協会によりますと、先月末から秋田県内で車を無償で貸し出す支援を行っていて、今月20日時点で90件余りの申し込みがあるということですが、およそ50台の車が不足しているということです。

吉澤武彦代表理事は「車を買い換えたり、手放すことを考えている人がいれば寄付をして、被災された人を助けてほしい」と呼びかけました。

寄付を受け付けているのは、オイル漏れがないなど安全な走行に支障がなく、車検の有効期限が残っている車で、車種は問わないということです。

寄付の申し込みに関する電話番号は、050(5482)3677で、午前9時から午後4時まで受け付けているほか、協会のホームページでも24時間、受け付けています。