大雨被害の五城目町で学生ボランティアが復旧作業手伝う

先月の記録的な大雨で大きな被害が出た、秋田県五城目町を東京や宮城の大学生ボランティアが訪れ、浸水した住宅の断熱材を乾かすなど復旧作業を手伝いました。

五城目町では、先月の記録的な大雨で599棟の住宅が浸水するなどの大きな被害が出ました。

20日は、日本財団ボランティアセンターに応募した東京や宮城の大学生12人が、特に被害の大きかった五城目町の東磯ノ目地区を訪れ、復旧作業にあたりました。

大学生たちはベテランのボランティアに説明を受けたあと、汚れてもいい服装に着替えて、床上浸水の被害にあった住宅の床下に潜りました。

そして、横になって泥だらけになりながら水を含んだ断熱材を取り出して外で乾かしたり、断熱材を包装しているビニールに穴をあけて中にたまった水を抜くなど復旧作業を手伝いました。

手伝ってもらった70代の男性は「高齢者ふたり暮らしなのでどうしようもなく、とても助かります」と話していました。

日本財団ボランティアセンターの沢渡一登専務理事は「まだ手が回っていない住宅も多く、引き続きボランティアを募集して活動していきたい」と話していました。