大雨で被災の自治体 復旧支援求め ふるさと納税で寄付募集

先月の記録的な大雨で被災した自治体では、全国から被害の復旧を支援してもらおうと、ふるさと納税の制度を活用して寄付金を募っています。

ふるさと納税の制度を使って寄付を募っているのは、秋田市、男鹿市、能代市、大仙市、仙北市、由利本荘市、五城目町、八峰町、三種町、八郎潟町、藤里町の11の市と町、それに秋田県です。

これらの自治体では、先月の大雨で道路や橋が崩落したり、農地が浸水したりするなど甚大な被害を受けていて、復旧には多額の費用が必要になっています。

寄付金は、「ふるさと納税」を扱う各サイトで受け付けていて、このうち先月から募集を始めた「ふるさとチョイス」では、今月8日時点で2605件、あわせておよそ3250万円の寄付が寄せられたということです。

今回の募集は災害支援を目的にしているため返礼品はありませんが、寄付金額に応じて所得税と住民税の控除を受けることができ、寄付をしたい自治体に住んでいる人も寄付できます。

秋田市の担当者は、「今回の大雨で市内の各地で深刻な被害を受けているのでぜひ寄付をして助けてほしい」と呼びかけています。