五能線 1か月ぶりに全線運転再開 多くの観光客が乗り込む

先月の大雨被害のため秋田県の能代駅と青森県の深浦駅の間で運転見合わせが続いていたJR五能線は、復旧工事が終わり、11日朝、およそ1か月ぶりに全線で運転が再開されました。

秋田県と青森県を結ぶJR五能線は先月の記録的な大雨により、線路の盛り土の土砂が流出するなど合わせて40カ所で被害が出たため、先月15日から能代駅と深浦駅の間で運転見合わせが続いていました。

その後、続けられていた復旧工事が終わり、五能線は11日の始発からおよそ1か月ぶりに全線で運転を再開しました。

このうち秋田駅から青森駅へ向かう人気の列車「リゾートしらかみ1号」には多くの観光客が乗り込んでいました。

東京から来た40代男性は「大雨で地元のみなさんは大変だったと思いますが、運転が再開されてよかったです。沿線の山や海といった自然を楽しみたいです」と話していました。

JR東日本秋田支社によりますと、五能線の運転再開により、先月の大雨被害を受けた各線はすべての区間で平常どおりの運転に戻ったということです。