浸水被害の秋田市楢山地区 生活再建など相談に応じる支援拠点

先月の記録的大雨で住宅の浸水などが相次いだ秋田市の楢山地区に4日、住民の生活再建などの相談に応じる支援拠点が設置されました。

この支援拠点は、東京の支援団体が秋田市楢山地区のコミュニティセンターに設けました。

4日午前10時にオープンすると早速、地元の住民が訪れて、水につかった灯油などをどう処分すればいいか相談し、担当者が対応に当たっていました。

支援拠点には、住宅の片づけに必要な作業用手袋やマスク、それに食料品などの支援物資が準備されているほか、掲示板には、融資の情報や無料での車の貸し出しなどの必要な支援が大きな文字で掲載されています。

相談に訪れた60代の女性は、自宅が床上浸水したということで「自宅の片づけに精いっぱいで、困りごとをどこに相談したらいいかわからなかったので、とても助かりました」と話していました。

支援拠点を設置したピースボート災害支援センターの大塩さやかさんは「地域の中に根づいた場所として、住民に寄り添いながら支援ができる場所を目指したい」と話していました。