五城目町で軽トラック無料貸し出し

五城目町で、大雨で車が水につかって使えなくなった人などに無料で軽トラックを貸し出す支援が始まりました。

これは「日本カーシェアリング協会」が、4日から五城目朝市ふれあい館で始めたものです。

軽トラックは、大雨で車が水につかって使えなくなった人や支援活動を行う団体に最長2日間、来月末までであれば何度でも無料で借りることができます。

4日は浸水被害を受けた町内の食品工場の社員などが訪れ、免許証を提示したあと、スタッフから説明を聞き、車を借りていきました。

車を借りた62歳の男性社員は「水につかった家電や食器がまだ残っていて、この軽トラックで運び出そうと思っています。工場にはこうしたトラックがなかったので、本当に助かりました」と話していました。

この協会では秋田市でも先月末から車の貸し出し支援を行っていて、3日までに120件あまりの申し込みが寄せられたということです。

一方、相次ぐ申し込みで、車が不足していることから、協会では支援を続けながら、車の寄付も呼びかけています。

協会の吉澤武彦代表理事は「買いかえや免許の返納で車を手放す人がいたら、寄付について検討してほしい」と話していました。