ガソリン価格 1リットル173.1円 2008年以来の高値

今週の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり173.1円で、国の補助金が引き下げられている影響などから15年前の2008年以来の高値となりました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、先月31日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり先週より1.6円値上がりし173.1円となりました。

これは15年前の2008年9月以来の高値で、6週連続の値上がりとなっています。

また、灯油の店頭価格も県内平均で18リットルあたり2063円で、前の週より23円上がりました。

国は、ガソリンなどの燃料価格の負担軽減策として石油元売り会社に補助金を支給していますが、補助額が段階的に引き下げられていることなどから、レギュラーガソリンの価格が上昇しているということです。

今後の見通しについて、石油情報センターは「サウジアラビアやロシアの主要な産油国などが原油の減産を表明しているほか、欧米や中国経済の先行きへの懸念が緩和され、需要の回復も見込まれる中で、需給がひっ迫する可能性がある。このため一段の価格上昇が予想される」と話しています。