東北電力の9月分の電気料金 燃料価格下落で299円値下がり

東北電力はことし9月分の電気料金を発表しました。
直近の燃料価格が下落したため、多くの家庭が利用する主要プランで前の月よりおよそ300円値下がりします。

東北電力によりますと、ことし9月に請求される家庭向け電気料金は、およそ8割が契約する「規制料金」というプランの平均的な家庭で、政府による負担軽減策を含めると来月・8月より299円値下がりして6900円となります。

東北電力によりますと、原油やLNG=液化天然ガスといった火力発電に使う燃料価格が直近では下がったため、電気料金の値下がりにつながったということです。

一方、ことし政府による負担軽減策として1キロワットアワーあたり7円が補助されていましたが、9月に使用した分からは半分の3.5円となるため、今後、家計の負担が増すことも予想されます。

東北電力は「燃料価格は下落傾向にあるが情勢などに左右されるため先行きは不透明だ」と話しています。