国交省「TEC−FORCE」八峰町大雨被害の調査結果を報告

今月の記録的大雨による秋田県八峰町の道路や河川の被害について、国土交通省の緊急災害対策派遣隊「TEC−FORCE」が、29日、調査結果を報告しました。

「TEC−FORCE」のメンバー9人は、八峰町からの要請を受けて2つの町道と夏井沢川の被害の調査を今月24日から行っていて、29日、堀内満也町長に結果を報告しました。

このうち世界自然遺産に登録されている白神山地へのルートとなる町道白神二ツ森線ではあわせて5か所でのり面の崩落などが見つかったということです。

また、夏井沢川では増水した川の勢いで土手などが浸食される被害が15か所、見つかり、今後の雨で水田などに被害が出ないようにすぐ対策が必要なところもあるとしています。

調査にあたった「TEC−FORCE」道路班の工藤学班長は「調査した場所以外にもかなりの被害があるのを目にして、地元への影響が大きいと感じました。調査結果が町の復旧の一助になれば幸いです」と話していました。

また堀内町長は「改めて被害が甚大だなと再認識した。被害の全容確認にはもう少し時間がかかりそうだが、早期復旧に向けて全力で取り組んでいきたい」と話していました。