大雨の被害 JR奥羽本線と五能線が全線で運転再開へ

JR東日本は記録的な大雨の影響で、一部区間で運転見合わせが続いている県内の在来線について奥羽本線は今月31日に五能線は来月11日にそれぞれ全線運転を再開すると発表しました。

JR東日本によりますと、今月の記録的な大雨で県内の在来線では線路周辺の盛り土が流出するなどの被害が少なくとも50か所で確認されました。

このうち、奥羽本線は大仙市と秋田市にまたがる区間で線路脇の電柱が傾いたほか、五能線は能代市と八峰町の間の複数の地点で線路が宙に浮いた状態になりました。

この影響で奥羽本線は大曲駅と和田駅の間で五能線は能代駅と青森県の深浦駅の間で運転見合わせが続いていましたがJR東日本は復旧工事が進んだとして、奥羽本線は今月31日に五能線は来月11日にそれぞれ全線運転を再開すると発表しました。

県内のJR在来線ではこのほか北上線の横手駅と岩手県の「ほっとゆだ駅」の間で大雨の影響による運転見合わせが続いていますが、JRではこちらも来月上旬をめどに運転を再開させたいとしています。