秋田県 人口減少率が全国で最も大きい

総務省がことし1月現在の日本の人口をまとめたところ、秋田県は、前の年から人口が減った割合が全国で最も大きかったことが分かりました。

ことし1月1日現在の住民基本台帳をもとに総務省がまとめた秋田県の人口は、94万1021人で、前の年からの1年間で1万5815人少なくなりました。

割合で見ると1.65%の減少で、人口減少率は全国で最も大きく、上位3県は、秋田、青森、岩手と東北北部の3つの県が占めました。

また、年齢別では0歳から14歳までの「年少人口」の割合が9.26%、15歳から64歳までの「生産年齢人口」が52.47%、65歳以上の「老年人口」の割合が38.27%となっています。

全国で見ると、「年少人口」の割合が唯一、10%を下回り、「生産年齢人口」の割合も最も小さかった一方、「老年人口」の割合は最も大きく少子高齢化が進んでいることがうかがえます。

県あきた未来戦略課は「厳しい数字と受け止めている。人口減少に少しでも歯止めをかけるため、若者が県内に残ったり、県外から戻ったりして結婚や出産につながるよう、魅力ある職場づくりや賃金の向上などに力を入れていきたい」としています。