秋田県の建設部長がパワハラ行為で訓告 20日付けで退任

国土交通省から出向していた秋田県の建設部長が部下をどなりつけるなどのパワハラ行為をしたとして、訓告の処分を受けていたことがわかりました。
建設部長は20日付けで退任し国土交通省に復帰するということです。

訓告の処分を受けたのは、秋田県建設部の田中倫英部長(51)です。

県人事課によりますと、田中部長は、職場内での打ち合わせの際に複数の部下に対して大声でどなるなどのパワハラ行為を頻繁に行っていたということです。

先月、県の相談窓口に相談が寄せられたことをきっかけに明らかになったということで、人事課の聞き取りに対して建設部長は「大きな声を出して不適切な行為をしたことは事実だ。大変反省している」と話しパワハラ行為を認めたということです。

このため県は、職員の職場環境を悪化させる不適切な行為だとして、部長を今月14日付けで訓告の処分としました。

建設部長は、おととし、国土交通省から秋田県に出向し、去年から部長を務めていたということで、20日付けで退任し、21日から国土交通省に復帰することになっています。

県人事課は、「県をあげてハラスメント防止に取り組むなかで、部長という意識啓発を図るべき立場にありながら不適切な行為を行ったことは非常に残念だ。こうしたことが2度とないように対策を進めていく」とコメントしています。