大雨で農業関係の被害面積3000ヘクタールにのぼる

今回の記録的な大雨で、県内の農業関係の被害面積はこれまで確認されているだけでも3000ヘクタールにのぼることが、19日開かれた県の災害対策本部会議で報告されました。

佐竹知事は、19日午前に八峰町や能代市で農地などを視察したことを踏まえ国に対して「激甚災害」への指定を求める考えを重ねて示しました。

19日午後に県庁で開かれた会議での報告によりますと、県内では19日午前10時現在、田んぼや畑の浸水や冠水が北秋田、山本、秋田、由利、それに仙北の各地域振興局管内のあわせて18市町村、3000ヘクタールにのぼるということです。

また、被災した市町村へ県の職員を応援で派遣することを決め、20日、五城目町に最初の派遣が行われるということです。

佐竹知事は「市町村への応援が始まるが、ほかの市町村の要望にも可能なかぎり応えられるような状況をしっかりつくっていってほしい」と指示しました。

また、佐竹知事は19日午前、八峰町や能代市で被害に遭った農地などを視察した際、国に対し、復旧にかかる費用を国が負担する「激甚災害への指定を求める考えを示しましたが、会議のあとの記者団に対し、「来週26日に国土交通省や農林水産省、厚生労働省、それに総務省を訪れ、支援を求めることにしている」と明らかにしました。