「秋田ノーザンブレッツ」 ボランティアで後片づけ
大雨で冠水した秋田市中心部にある地下道の歩道を、ラグビーのクラブチーム「秋田ノーザンブレッツ」の選手やスタッフが、ボランティアを行いました。
JR秋田駅から南に500メートルほどの場所にある「明田地下道」は大雨の影響で冠水が続いていましたが、17日朝までに水が引きました。
地下道の歩道部分の通行は規制されていませんでしたが、歩道上に流れ着いた家電製品や日用品、大量の土砂などが通行を妨げていました。
こうした中、ラグビー・トップイーストリーグの「秋田ノーザンブレッツ」側から秋田市に対してボランティア活動の申し出を行い、17日午後2時ごろからチームの選手やスタッフおよそ30人が撤去作業にあたりました。
選手たちは、たまった土砂をスコップで取り除いたり、冷蔵庫やゴミ箱、木の切り株などをトラックの荷台に次々と積みこんでいました。
小雨の降る中、選手やスタッフたちはラグビーさながらのチームワークで声を掛け合いながら手際よく作業を進め、2時間ほどで歩道はスムーズに通行ができるようになりました。
秋田ノーザンブレッツの古屋亮太ゼネラルマネージャーは「練習もしながら地域に貢献するというチームの特色を体現できた。私も自宅が被災したが、今回同じように被災した方々が少しでも元気になれるようプレーでもみせていきたいです」と話していました。