自主防災組織が浸水被害調査 約7割で確認 秋田市横森地区

大雨による浸水被害を受けた秋田市の横森地区では、17日地元の町内会でつくる自主防災組織の人たちが住宅をまわって被害状況を調査しました。
17日町内の251世帯を調査し、およそ7割に浸水の被害が確認されたということです。

15日氾濫が発生した太平川の流域にある秋田市横森地区では、大雨により広い範囲で住宅が浸水する被害が出ました。

これを受けて町内会の住民でつくる自主防災組織が17日、浸水被害の状況を把握するため、住宅を1軒1軒まわって住民から聞き取り調査を行いました。

調査では、住宅がどのあたりまで浸水したのか住民から聞き取って地図に書き込んだ上で、り災証明書を取得するため、浸水した深さがわかるようになるべく家の外の4方向から写真を撮ってほしいと説明していました。

17日町内の251世帯を調査し、およそ7割に浸水の被害が確認されたということです。

自主防災組織では、調査結果を行政機関に報告したうえで、必要な支援を求めていきたいとしています。

床下浸水の被害を受けた住民は「停電もまだ続いていて、とても不安な気持ちでいました。見に来てもらえるととても安心します」と話していました。

横森五丁目町内会の中村昭三副会長は「市内各地の広い範囲で浸水したため、行政が被害を把握するには時間がかかると思います。住民どうしで協力しながら一刻も早い復旧につなげていきたいです」と話していました。