浸水被害が発生した五城目町 河川工学の専門家が被害状況確認

大雨による川の氾濫や住宅への浸水被害が発生した秋田県五城目町を河川工学の専門家が訪れ、被害の状況を確認するとともにほかの地域を含めて引き続き災害に警戒してほしいと呼びかけました。

五城目町では15日、町内を流れる馬場目川や内川川の氾濫が確認され、住宅などに土砂や水が流れ込む被害が発生しています。

これを受けて、河川工学を専門とする秋田大学の渡邉一也准教授が町を訪れ、川が氾濫した地点を確認しました。

このうち馬場目川にかかる橋では氾濫した当時の水位や水の勢いを調べるために流されてきた木の枝の大きさを測ったり、水がどこまであふれたかを調べるために川の流れ方を撮影したりしていました。
「災害があったときにどれぐらいの規模で災害があったかそれに対してどういう備えや整備をしなければいけないのか.フィードバックできる形にしたい」。

また、氾濫の危険性が非常に高くなっている県内を流れる1級河川の雄物川については。
「予測精度はかなり上がってきていますので、今回も降るとされたところに大体降っている.ハザードマップをみるなど情報を集めて早く避難することが重要」。