県災害対策本部会議で佐竹知事「安全確保に万全を」

県内で記録的な大雨となるなか、秋田県は災害対策本部の会議を開き、佐竹知事が県民の安全確保に万全を期すよう指示しました。

県庁で開かれた災害対策本部の会議には佐竹知事や県の幹部などが参加しました。

会議では、県内では大雨で15日午後4時の時点で、秋田市で4人が軽いけがをしたことが確認されていると担当者から報告されました。

また、住宅の被害では全壊が秋田市と能代市で2棟、一部破損が秋田市で3棟、床下浸水が県内6市町で、あわせて15棟にのぼっているということです。

佐竹知事は市町村や関係機関と緊密に連携をとりながら県民の安全確保や被害の正確な把握に万全を期するほか、秋田市の旭川ダムの緊急放流について、住民に注意の呼びかけを徹底するよう指示しました。

会議のあとの会見で、佐竹知事は、「これまでにない記録的な大雨となっていて、あさってごろまで雨が続く予報となっている。雨が一時的に落ち着いても安心せずに、市町村が出す避難情報などに注意して、早めの避難行動を心がけてほしい」と呼びかけました。