ガソリン価格値上がり 約1年1か月ぶりに170円台に

今週の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたりで先週より1.3円値上がりして170.2円で、およそ1年1か月ぶりに170円台となりました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月10日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり先週より1.3円値上がりして170.2円となりました。

値上がりは3週連続で、170円台となるのは去年6月以来、およそ1年1か月ぶりです。

国はガソリンなどの燃料価格の負担軽減策として石油元売り会社に補助金を支給していますが、補助額が段階的に縮小されていることなどから、レギュラーガソリンの価格も上昇しました。

13日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から補助率は60%に引き下げられ、国は、1リットルあたり10.4円の補助金を支給することにしています。

今後の見通しについて、石油情報センターは「補助額の引き下げに加え、サウジアラビアなどからの供給が減ることや、アメリカで利上げの緩和によって需要の落ち込みが踏みとどまると見込まれることなどから、来週も値上がりが予想される」としています。