SDGsの取り組み 横手市の会社が子どもの学び支援基金設立

横手市の会社が、SDGs=持続可能な開発目標への取り組みの一環として、子どもの学びを支援する基金を設立し6日学用品の譲り合いの活動を行っている団体に、寄付金が贈られました。

6日は横手市で贈呈式が行われ基金を設立した物流サービスの会社「ヨコウン」の塩田充弘社長から、仲介役のNPO法人に寄付金10万円の目録が手渡されました。

この会社では国連が定めたSDGsに「質の高い教育をみんなに」という目標が掲げられていることから、今年度、子どもの学びを支援する100万円の基金を設立したということです。

初めてとなった今回の寄付金は家庭で使われなくなった学用品を譲り合う交換会や、子ども食堂の開催にあわせて学用品を配布する活動などを行っている、横手市の「学用品おさがりの会」に贈られ運営費に活用されます。

贈呈式には「学用品おさがりの会」の代表、近千穂さんも出席し、「活動の周知などに寄付金を使わせていただきたい。おさがりの活動を通じて人と人がつながる地域をつくっていきたい」と話していました。

寄付をした会社は、来年度以降も毎年、400万円から600万円を基金に積み上げ、寄付をしていくことにしています。

塩田社長は「お互い様や助け合いといった精神が地域社会に広がることを期待したいし、会社もそういう存在でありたい」と話していました。