秋田 Jリーグ側に“意向表明書“求められ県知事“不快感“”

県議会は3日から審議の締めくくりとなる総括審査が始まり、佐竹知事は、サッカーJ2、ブラウブリッツ秋田をめぐりJリーグ側からスタジアム整備に向けた「意向表明書」を求められたことに不快感を示しました。

サッカーJ2、ブラウブリッツ秋田の来シーズンのクラブライセンスをめぐり、県は、Jリーグ側から新たなスタジアムの実現が不透明だとしてスタジアム整備に向けた「意向表明書」の提出を求められました。

これについて、3日から始まった県議会の総括審査で、佐竹知事は、「民間から県民に税金を強制するようなものはいかがなものか。上から目線だと思う」と述べ、不快感を示しました。

そのうえで、新たなスタジアムがアマチュアスポーツでも活用できるなど、一定の公益性が認められれば費用面で支援する考えを示しました。

このほか、洋上風力発電をめぐっては、国が支援して行う実証実験の海域として由利本荘市とにかほ市の沖合を候補として応募している、風車を海に浮かべる「浮体式」と呼ばれる方法について、「浮体式は巨大な構築物なので遠くで作るよりも地元で作ったほうがいい。そうなると地元の経済効果も大きくなる」と期待を示しました。

総括審査は4日も行われます。