横手市の醸造所で地元特産のりんご使った発泡酒の初仕込み

横手市の醸造所で、新たな特産品にしようと地元でとれたりんごを使った発泡酒の初めての仕込みが行われました。

仕込みが行われたのは横手市十文字町にある醸造所で、29日は、醸造責任者らが去年、横手市内でとれたりんごを搾ってつくったジュースをタンクに入れて酵母を加えていました。

このあと、タンク内の温度を15度前後に調整して発酵させ、1か月ほどすると、できあがるということです。

この醸造所は、地元で100年以上続く「こうじ屋」出身のオーナーの阿部円香さんが、横手特産のりんごと地域で受け継がれてきた発酵の技術を融合させて新たな特産品を作ろうと、国の補助制度などを活用してことしオープンさせました。

これまでも、ほかの醸造所に製造を委託してりんごの発泡酒を販売してきましたが、先週、酒造免許を取得し、今回、初めての仕込みにこぎ着けたということです。

オーナーの阿部さんは「自分たちでつくるのは特別で、完成が楽しみです。ここで醸されたりんごの発泡酒を多くの人に楽しんでもらい、さまざまな人たちの交流が生まれればうれしいです」とと話していました。

りんごの発泡酒は、併設されている飲食スペースで提供されるほか、インターネットを通じた販売も行われるということです。